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コラム一覧

理想から逆算する~国際社会における最近の目標設定のしかた2019.07.25 | 

 皆さん、「SDGs」という言葉をご存知でしょうか?「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略です。SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。

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家族を社会はどう支えるのか?2019.06.25 | 

 5月28日の朝、川崎市の登戸駅付近の路上で、私立カリタス小学校のスクールバスを待っていた児童や保護者らが近づいてきた男性に相次いで刺され、2名が死亡、18名が負傷する事件が起こりました。刺した本人もその場で自殺しました。
 容疑者の男性は51歳で長期間の引きこもりの状態であり、80代の伯父と伯母と同居していました。

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環境と経済、どっちを選ぶ?2019.05.25 | 

 昨年からフランスで「イエローベスト(ジャケット)運動」という政府への抗議運動が続いていることを皆さんもお聞きになったことがあるでしょう。昨年11月17日に約30万人のデモがパリで行われ、その後も毎週土曜日に継続して行われています。

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朝鮮半島問題を見る視点②~3.1独立宣言文に見る普遍的な精神~2019.01.25 | 

 年末年始は、韓国海軍の駆逐艦が、海上自衛隊のP-1哨戒機に対して火器管制レーダー(射撃管制用レーダー)を照射したとされる問題で、両国の主張が真っ向から対立し、日韓関係は一層冷え込みました。
 そのような中、あと一か月ちょっとで3.1独立運動の100周年を迎えます。韓国では3月1日に向けて、北朝鮮の首脳を韓国に招待するという動きもあり、抗日運動の歴史が南北融和をすすめる契機になるかもしれません。

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朝鮮半島問題を見る視点①~イデオロギーとアイデンティティ~2018.12.25 | 

 11月29日に韓国の最高裁が元徴用工らの訴訟で日本企業に賠償を命じた判決を出しました。日本政府の見解としては、元徴用工の請求権問題は1965年の日韓請求権協定によって解決済みという立場であり、日本政府は強硬に抗議しました。
 また、2015年のいわゆる「慰安婦問題」に関する合意に基づいて設立された「和解・癒やし財団」を韓国が一方的に解散したこともあり、日韓関係は一段と冷え込んでいます。

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我々は労働力を呼んだが、やってきたのは人間だった2018.10.25 | 

 この言葉は、スイス人の作家マックス・フリッシュが50年以上前に言ったものです。 外国人労働者や移民、そして難民をどの程度、どのように受け入れるかは欧米の先進国が共通に頭を悩ませている問題です。
 ドイツでは、この問題への対処に対する不満から、メルケル首相率いる与党キリスト教民主同盟(CDU)が10月の地方選で大敗し、メルケル首相は2021年の任期満了をもって首相の職を退くと発表しました。経済絶好調で、長らくEUの「盟主」として君臨してきたメルケル首相でもこの問題で足元をすくわれたのです。

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