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GPFケニアが優れたホリスティック教育を施したケニアの私立中学校を表彰しました2019.06.25 | 

 ホリスティック教育とは、細分化された部分にとらわれず、ものごとを全体的(ホリスティック)に捉える見方を教えるものです。一つの物事を、より大きな・包括的な事物との関係性の中で考え、他者との繋がりであったり、支え合いと言った価値観を提案しています。

 4月26日、GPFケニア、ケニア私立学校協会(KPSA)、スタンダードメディアグループ(*1)、Trends and Insights for Africa(TiFa*2)が、”最高の学校アワード2019″の表彰式にて、年間を通して教育環境の質的向上に貢献したケニアの私立中等学校に対して、賞を授与しました 
 GPFケニアは、学校教育に、学力レベルだけでなく、学業をする際のビジョンや目的観、人格、創造性、関係構築能力など、人間としての包括的能力を盛り込む試みである「人格・創造性教育(Character and Creativity Initiative:CCI)」や、中等教育の段階において、起業家精神や実際に起業において必要な能力を養う「Leap Hubs」といった試みをしています。

表彰式で受賞者を迎える、GPFケニアCEOのダニエル・ジュマ氏(左)とGPF副会長のトニー・ディバイン氏(右)

表彰式で受賞者を迎える、GPFケニアCEOのダニエル・ジュマ氏(左)とGPF副会長のトニー・ディバイン氏(右)

 ”最高の学校アワード”は、「ガバナンス」「学術レベル」「安全・安心のレベル」「キャリア開発」「人格と創造性」というような基準に基づく総合的な学習に貢献する学校として250以上あったエントリーのうち、14の学校を認めました。
 この賞は、優れた学校を表彰するだけでなく、規模や人口に関係なく、生徒にとって最適な学習環境が作り出すことも目的としていました。

授賞式で授与されたトロフィー(教育現場における「安全・安心」部門での表彰)

授賞式で授与されたトロフィー(教育現場における「安全・安心」部門での表彰)

 Standard Group MediaのCEOであるオーランド・リョーム氏は、この試みがホリスティック(全体的)な教育の質を評価するための最高の標準になるだろうと考えていました。 「私たちの子供たちが暮らすことに未来は、学歴に左右されるよりはむしろ、解決策を提供する能力によっても左右されます」と彼は述べました。

 彼は、将来的にこの試みは公立学校にも広がるだろうと述べました。また、ケニア私立学校協会副会長のイサイア・バーブ氏は、「この素晴らしい考え方は、ケニアに必要とされる時に提供され、この国のプラットフォームを次のレベルに押し上げた」と述べています。
 GPF副会長のトニー・ディバイン氏は、この賞の授賞式は、子ども全員の発達に焦点を合わせるためにケニアの教育におけるベンチマークを提供する素晴らしい試みであると述べました。
 CEMASTEAディレクターのステファン・ジョロージ氏は、既存の学校が、純粋に生徒の学業成績にのみ焦点を当てることから、才能、人格、革新、そして創造的思考の発展に重きを置くようになるには長い時間を要するだろうと述べ、同意しました。グローバル・ピース・ファウンデーション、ケニア私立学校協会(KPSA)、そしてTiFaは、2020年1月に、次の授賞式の計画を立てています。

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*1 テネシー州のナシュビルに本部を置く、メディア事業により地域コミュニティの発展に寄与する会社 https://www.standardmedia.com

*2 主にアフリカ諸国に活動拠点を持つ、社会、スポーツなどの分野における市場調査を行う会社。http://www.tifaresearch.com

 

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