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8月2日に「炎のインタビュー〜多文化家族を社会のチカラに〜」を開催しました2024.08.24 | 

多文化共生に賭ける情熱の炎をインタビューで引き出し、聞く人たちにその炎を松明のように受け継ぐ「炎のインタビュー」。5月31日に開催した初回に続き、第2回目を8月2日に市ヶ谷で開催。15名が現地で参加をし、オンラインの参加者もありました。

今回のテーマは「多文化家族を社会のチカラに」。インタビュイーは日本で地道に多文化から成る家族を築いてきた方、様々な国籍のシングルマザーを支援する方、多国籍ママたちに地域でつながる場を提供している方と多岐に渡りました。

●フィリピン人初の演歌歌手、ヨランダ・タシコさん(フィリピン)
●女性経営者とシングルマザーをつなぎ、シングルマザーの自立に向けた支援を行う松優莉さん(中国/朝鮮)※国籍は日本
●世界16ヵ国出身のママたちの情報交換と交流の場を運営する室井萌さん(日本)

会の前半では、日本で多文化家族を築き守り抜いてきたヨランダさんと、外国籍含むシングルマザーの支援をされており、自身も多文化ルーツの松さんにインタビュー。文化の違いに挫折した過去を乗り越え、その上で多文化おもてなしフェスティバルを毎年作る人たちに出会った時に抱いた「温かい場所だと思った」「壁を全く感じなかった」という思いを語ってくださいました。

前半の最後にヨランダさんは、ご自身作詞の曲「ARIGATO」を披露。私たちに語っていただいたご経験を凝縮したような歌に、ご来場者がじっと耳を傾けていました。

後半では”国籍問わないママ支援団体”を東京・葛飾区を中心に運営されている室井萌さんにインタビューを行いました。

これまで海外にお住まいのご経験が無く、初めて海外旅行に行ったのも最近のことという室井さんがその活動を始めるきっかけとなった「友だちを放っておけない」という思いや、室井さんからいただいた「お隣さんに挨拶してみては?」という多文化家族と共に生きる心得は、日頃様々な背景を持つ人たちと交流の機会を持つ参加者にとっても新たな気づきとなりました。

そしてこの会は、17歳で北朝鮮に渡り、43年間生活した末に脱北した在日コリアン2世、川崎栄子さんによるご挨拶で閉じられました。

今回の3人のインタビュイーの言葉から得たのは、私たちが提案させていただいている「One Family」のビジョンが、多文化家族と日本社会がお互いにとっての「チカラになる」ために大切なことなのだ、という確信でした。

11月17日(日)開催の「多文化おもてなしフェスティバル2024」にも乞うご期待!

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