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Vol.3 2025年2月14日号2025.02.21 | 
みなさんこんにちは。
一緒に平和を考え、思いを寄せることで、毎日1分から平和を育みましょう。
今週も情報をお届けします。
▼「兵士がカネのために死んでいる」北朝鮮国民、ロシア派兵で国家に怒り
https://dailynk.jp/archives/168196

今回は「デイリーNKジャパン」という北朝鮮関連情報サイトから記事を紹介します。
北朝鮮の兵士がロシアの戦場に送られていることは、北朝鮮国内では秘密にされてきましたし、噂が広がらないように兵士の家族は一ヶ所に集められているという情報もありました。しかし、ロシアで戦死した兵士の遺族に対して場所や経緯の説明なく「名誉の戦死を遂げた」として「戦死証」を授与するなどの特別な扱いが憶測を呼び、「ロシアで戦死したらしい」とか、政権がそうやって「外貨を稼いでいるらしい」という噂が口コミネットワークを通して広がっているということです。
北朝鮮兵はロシアに派兵された際に、「北朝鮮兵」としてではなく、ロシアの軍服に着替え、偽の身分証を持たされて、「ロシア兵」として参戦しています。ですからたとえ戦地で死亡しても北朝鮮に遺体を送るという措置を取ることができず、現地で燃やされてしまうということです。
朝鮮民族は基本的に土葬ですし、先祖供養を大切にしますので、遺体が戻らないこと、燃やしてしまうことに対して、遺族の落胆や憤りは大きいだろうと想像します。
この点について、脱北者の川崎栄子さんに質問しました。

▼「遺体が戻らない」ことに対する遺族の感情はどんなものか?(脱北者・川崎栄子さんのお話から)
北朝鮮では陽暦4月4日・5日の「チョンミョン」、旧暦8月15日の「チュソク」の年に2回、先祖供養を行います。日々の食糧が不足する中でも、毎日の食事を少しだけ減らしてその分を別の袋に入れて蓄えておいて、先祖供養の時になると、その蓄えを使って料理をします。
その日はお墓に行って掃除したり、お供えを行うなどして、その後は家族や親戚で一緒に食べたり飲んだりしながら、ご先祖様と一緒に1日を過ごします。ちょっとしたレジャーのような部分もあります。
普通であれば亡くなった人に対してはこのように毎年、丁重にしてあげなければならないのに、遺体が戻ってこないと、こういうこともしてあげることができません。先祖供養でお墓に行っても、亡くなった息子はそこにいないわけです。
北朝鮮は徴兵制ですが、人々は死ぬために軍隊に行くのではなく、基本的には朝鮮労働党に入党する資格を得るために軍隊に行きます。その後の生活が良くなるように、軍隊の期間は死に物狂いで労働します。良い暮らしを願って必死にやるのであって、行く筋合いのない戦地に送られて戦死して、遺体すら家族の元に戻れないのでは、本当に言葉もありません。

▼「自由で統一されたコリア」のためのサポートキャンペーン(オンライン署名)にご協力ください!
https://www.1dream1korea.com/ja/korean-dream-10million-campaign/

コリアン・ドリーム(#KoreanDream)」は、自由、人権、共栄という原則に基づき、コリアンが主導する平和で統一された朝鮮半島を構想しています。弘益人間(「人間社会に広く益をもたらす」の意味)という古朝鮮の建国精神に根ざしたこの運動は、朝鮮半島を和解と協力の世界的シンボルに変えることを目指します。
統一はコリアン主導の努力によるものですが、国際的なサポートは不可欠です。「コリアン・ドリーム1000万人キャンペーン」は、2025年までに全世界で1000万人の支持者を結集させ、朝鮮半島の平和と統一を求める世界的な声を上げることを目標にしています。尊厳と安全、そして希望の未来を築くために、この世界的ムーブメントに参加してください。あなたのご支援が朝鮮半島の平和を現実のものにします。
こちらのキャンペーン動画もご覧ください。「分断」について考えさせられます。

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