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インドネシアでオールライツ・ビレッジ・プロジェクトを実施しました(8月23日)2013.09.07 |
今回のオールライツビレッジのプロジェクトサイトは、ジャカルタ国際空港から南東に100kmほど離れた西ジャワ州プルワカルタ県テガルワル区シサルア村。日本からの参加者10名は8月22日にジャカルタに到着後、2時間ほどバスに乗ってプルワカルタ県庁近くのホテルに到着しました。
翌23日、朝食後のオリエンテーションを終えて、一行はプルワカルタ名物のお煎餅シムピンの店と製造現場を見学。昼食後、ジャティルフル湖畔でボートに乗り込み1時間ほどかけてシサルア村へ向かいました。シサルア村へは陸路が開発されていないためボートでの往来が便利なのです。ジャティルフル湖はかつてダム建設のために作られた人工湖。首都ジャカルタ市に水を供給するとともに水力発電による電気も供給しています。その湖畔に位置するシサルア村に電気が配備されていないのは皮肉だといえます。
村に到着すると現地の子どもたちが歌で出迎えてくれました。村人が集まる特設会場では現地の家族の中に入って交流の雰囲気は盛り上がっていきました。一行は家庭を訪問し、電気もトイレもない質素な木造家屋に胸がつまる思いになりました。
再集合した後、姉妹結縁状にサインし、子どもたちが日没後も勉強ができるように願いを込めて、村の全20家庭にソーラー充電LEDライトを寄贈しました。その後、現地でも有名な「ドラえもん」の歌を披露し、家族的な温かい文化を満喫しました。
最後に、LEDライトの街灯を設置するセレモニーに参加し、夜間も安全な村になることを祈りながら、参加者は一人ずつセメントを土台に入れました。日本の参加者の一人は、「寄贈したライトは小さなものですが、村の方々の人生が変わると思います。また何よりも、彼らとの交流で自分の人生が変わりました」と感動的な経験を語りました。
一行は、プルワカルタ県庁で開催された歓迎夕食会に招待されました。ダディ・ムリヤディ知事を始め200名以上の県庁職員が集まる中か、GPF Indonesia財団(GPFIF)のヨーチン・プーン代表の歓迎のスピーチの後、 GPF Japanの後藤亜也代表理事が県をあげての温かい歓迎に感謝の辞を述べました。
その後、ダディ・ムリヤディ知事と後藤亜也代表理事は、親善と友愛にもとづいて、オールライツビレッジを推進し、コミュニティ発展に寄与する「姉妹結縁状」にサインしました。同知事は歓迎の辞の中で、プルワカルタの平和と発展を誓いました。歓迎会は歌と踊りで盛り上がり閉会となりました。日本の参加者は、「県知事から直接の歓迎と期待を受けて、オールライツビレッジの発展のためにもっと貢献していきたいと思いました」「日本とインドネシアの文化は違っても同じ人間で、同じ家族なんだと強く感じました」と述べていました。
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尚、2013年1月に行われた支援ツアーについてはコチラをご覧ください。