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福島県郡山市のNPO法人「FUKUSHIMAいのちの水」のボランティア活動に参加しました2014.01.20 | 

 12月21日、GPF Japanは今年度3度目の福島県郡山市のNPO法人「FUKUSHIMAいのちの水」のボランティア活動に参加しました。この日は毎月開催されている「母親サロン」の特別企画として、クリスマス会が行われました。
 「母親サロン」は、震災直後は低レベル放射線の実情や食事療法による放射線物質除去策を学ぶことなどに集中していました。その参加層は多岐に渡りましたが、特に若い母親たちの中には、涙ながらに、「どうしていいかわからない…」と訴える声が多くみられました。このことがサロンの活動の出発のきっかけとなったのでした。

 「真に偉大な力は、母親の涙だと痛感した。核に対抗する唯一の力は、母親の愛。これを集約する場を育てて行こうと考えている」と代表の同NPO代表理事の坪井永人氏は語っています。低レベル放射能被害の中で生きる人々は、「頑固な倦怠感」(肥田舜太郎広島被爆医師)にあります。
 同NPOは母親の虚無感への対策として、母親自身が痛みを話すことの出来る場を提供し、「よく聞く(傾聴)」ことにより、母性の痛みに共感し、カタルシス(精神的浄化、肉体的治癒)が生じることを目指しています。「傾聴」は、メンタルな効果ばかりではなく、放射能症への身体的な治癒効果が期待できるそうです。

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 クリスマス会の当日は約60名の親子が集いました。歌い、踊り、じゃんけん大会、サンタからのプレゼント、バザーなど盛り沢山の企画に、参加者は楽しい時間を過ごすことができました。クリスマスプレゼントを受け取った子どもたちの笑顔が、何よりも参加した親たち、そしてスタッフにとっての最高のプレゼントのように感じられました。

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 また、数日前に水300トンの寄贈の知らせが入ったことが同NPOの朗報となりました。この寄贈により、夏までの水の供給が可能となりました。郡山在住の母親は、「今のところ、避難は考えていません。本当は避難できれば一番良いのでしょうが、ここで生きていくと決めた以上、出来る限りのことは子どもにしてあげたいと思います。そのひとつが食べ物、飲み物に十分気を付けてあげることです。将来、親も子どもも後悔することがないよう、避難できなかったからといって子どもに不自由な思いをさせないためにも、努力をしていたいと思います。食べることは生きること。福島の子どものために水の継続を、どうかお願いいたします」と語りました。

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