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第4回国際青年指導者アッセンブリーが開催されました2014.09.17 | 

 約70カ国から約800名の若手指導者たちが、8月11日から20日、ワシントンD.C.やフィラデルフィア、ニューヨークで行われた第4回国際青年指導者アッセンブリー(International Young Leaders Assembly)プログラムに参加しました。今回のテーマは「道徳と革新的リーダーシップ:ビジョン、サービス、および起業家精神」で、特に価値観に基づく創造的なリーダーシップの重要性を強調しています。このプログラムは、国連青年の日である8月12日を初日としてスタート。国連事務総長青年特使や世界銀行の協力の下、グローバル・ピース財団(GPF)とグローバル•ヤング•リーダーズ・アカデミーが主催しました。

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 8月15日、ワシントンD.C.の世界銀行でのフォーラムでは、社会の発展のための青年の役割について議論が交わされました。
 「地域における若者の関与がなければ、国家が前進することは難しいでしょう」とアフリカ・ピース・サービス・コー代表のエヴァンス・ムソンデ氏が述べました。
 また、発展途上国の若手指導者のために米国で1年間の交流の機会を提供するアトラス・コーの取り組みが紹介されました。その卒業生は新たに得たスキルを母国と彼らが協力するプロジェクトに持ち帰ります。アトラスは、また同じような問題に取り組んでいる世界中の地域社会の指導者のネットワークを構築しています。

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 8月19日には、ニューヨークの国際連合でフォーラムが行われ、事務総長の青年特使のアハメド・アルヘダウィ氏は、世界の相互依存関係が深化している現実を指摘し、世界のすべての人に影響を与える紛争が8ないし9カ所で起きていると述べました。その上で、これらの問題の根本原因を究明せずに平和と繁栄を語ることは困難であると結論付けました。
 その他にも、ルーマニアのシモーナ・ミレラ・ミクェシュ国連常任代表やウガンダのジェイコブ・ロコリ副議長、パラグアイのマルセロ・スカッピニ国連常任副代表などが、それぞれの立場からビジョンや起業家精神、道徳的なリーダーシップが平和と繁栄の持続可能な世界への鍵であると述べました。

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 GPF会長のジム・フリン氏は「私たちはテクノロジーの発展と倫理的な成熟度との間の顕著なギャップに直面しています。 テクノロジー自体は価値中立的であり、人々の生活の質の向上や心身の健康の改善に用いることもできますが、大量破壊兵器のために使用することさえできてしまいます。 だからこそ私たちは、道徳的権威を持つ倫理的なリーダーシップが必要なのです」と強調しました。
 そして、最後に参加者に「高貴なビジョンこそが皆さんの行く道を指し示します。 皆様のモチベーションを高くもちながら、起業家的・革新的な精神を引き上げていきましょう。グローバルな人類家族のすべてのメンバーのために、紛争や汚職がなく、貧困と病気から解放され、機会と幸福のある世界を築きましょう」と訴えました。

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