HOME > インド首都ニューデリーでグローバル・ピース指導者会議を開催
インド首都ニューデリーでグローバル・ピース指導者会議を開催2015.01.01 |
12月9、10日、インド・ニューデリーのインディアハビタットセンターにおいて「宗教を超えた協力関係を通した平和と調和 (Peace and Harmony through Interfaith Partnerships)」をテーマにグローバル・ピース指導者会議が開催されました。インドの宗教団体指導者、学術関係者、NGO代表者、政府関係者など100余名のスピーカーが各セッションのテーマに沿って専門的な発表を行い、320名余の参加者と議論を展開しました。
開会セッションでは、当会議の共同主催者であるインターフェイス財団のマダン・ベルマ会長が司会を務め、ラーマクリシュナ・ミッションのシャンタットマナンダ事務総長、チベット・ハウスのドルジ・ダムドゥル所長、インド内務省のコミュナル・ハーモニーのための国家事業体のアショク・サジャンハ総裁の他、ヒンズー教とイスラム教から宗教指導者が参加。GPF会長のジェームス・フリン氏は基調講演の中でGPFのビジョンを紹介し、インドが地球倫理(Global Ethic)のフレームワークを作り出す上で重要なモデルとなるという期待を述べました。
6つの専門部会後の閉会セッションでは、有名な思想家でインドの上院議員のカラン・シン博士と全インディア・イマム組織のウメル・イリアシ代表がスピーカーとして加わり、参加者の注目を集めました。今回の指導者会議の結論として、NPジェイン元インド外務省長官がニューデリー宣言を発表。民族、宗教、文化、社会の違いを克服して、社会的な団結を推進するために宗教を超えた協力関係とプログラムを構築することへの決意を始め、全14項目の内容に全参加者の賛同の意を確認しました。最後に、後藤亜也GPFJapan代表理事兼GPF副会長が主催団体を代表して共催団体や講演者に感謝の辞を述べ、「多様な人々の中で共通性を見出す普遍的な原理や価値を明確化するためにインドは最適な場所である」と激励しました。
GPFのフリン会長、後藤副会長とGPFIndiaのドゥルーバ・ラミチネ会長は指導者会議の後、ラーマクリシュナ・ミッション、アブドゥル・カラーム元インド大統領、アルコン国際学校、マドラサ(イスラム神学校)を訪問し友好交流と意見交換の場を持ちました。
|