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気仙沼市・南三陸町で地元の人々と「思い」をつなぐ“田植えカップ”開催2015.05.29 | 

 5月16日(土)、17日(日)の2日間、気仙沼市と南三陸町で行われた“田植えカップ”に参加。地元の方々との心の交流の時間を持ちました。

 東日本大震災当時に気仙沼消防署の指揮隊長を務められた佐藤誠悦氏主催の “田植えカップ”は、地元の方々との交流のための田植え経験、ソフトバレー大会、親睦会、被災地視察などのプログラムがありました。東京からGPFJapanスタッフ、ボランティア、社会人など計8人が参加。2013年と2014年に開催された“稲刈りカップ”に引き続き、震災を経験された方々と「思い」をつなぐ心温まるイベントとなりました。

 宮城県の新幹線くりこま高原駅に集合した参加者は、さっそく車で気仙沼市本吉町の佐藤氏の田んぼに向かいました。最初に地元の農協職員から手植えの方法を教わりました。参加者にとって生まれて初めての田植え経験でしたが、ぬかるみに足を取られながらも笑顔で約2アールで稲の苗を植えることができました。地元の方々が美味しい昼食を準備して下さり、田植えが終わって苗が整列する田んぼを見ながら舌鼓を打ちました。食後は、町内の本吉体育館に移動。地元スポーツ少年団と保護者の方々、約40名とともにソフトバレーを通じて交流しました。

 スポーツで汗を流した後、震災後再建された宿泊施設「はなます海洋館」へ移動。宴会場で一同に会して、佐藤氏による震災活動記録「いのちを守る」の報告を聞きました。愛妻を津波で亡くされながらも、消防幹部として任務を全うされたお話しに参加者全員は熱い涙を流しつつ、震災時の教訓も学ぶことができました。地産の食事が振る舞われた懇親会では、フィリピン歌手のヨランダ・タシコさんがメドレーで歌を披露し、会場を沸かせました。

 翌日の朝、民間医療用多目的ヘリコプターに乗り、気仙沼上空から被災地を視察。その後、佐藤氏の案内で、気仙沼市と南三陸町をマイクロバスで移動しました。
 参加者から、「震災から4年たって初めて被災地を訪問し、その現状を学べてよかった」「地元の方々の心の温かさにふれて元気をもらった」「佐藤さんの奥様との深い愛の絆に心を打たれました」などの感想を聞くことができました。

 2日間を通して、被災地の方々の「思い」を共有する機会を持つことができました。9月21日には今回の田植えの収穫を味わう “第3回稲刈りカップ”が開催されます。多くの参加者をお待ちしています。

参加者一同初めての田植えに挑戦

参加者一同初めての田植えに挑戦

地元の子どもも一緒に参加

地元の子どもも一緒に参加

田植えカップ主催者の佐藤誠悦氏を中央に記念写真

田植えカップ主催者の佐藤誠悦氏を中央に記念写真

田植えの後のおいしい昼食

田植えの後のおいしい昼食

地元スポーツ少年団とのソフトバレー交流

地元スポーツ少年団とのソフトバレー交流

“絶対負けない”のユニフォーム

“絶対負けない”のユニフォーム

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いい汗をかきました

いい汗をかきました

震災活動記録「いのちを守る」の報告

震災活動記録「いのちを守る」の報告

歌手ヨランダ・タシコさんの歌で盛り上がる

歌手ヨランダ・タシコさんの歌で盛り上がる

ヘリコプターで被災地の復興状況を視察

ヘリコプターで被災地の復興状況を視察

避難場所を津波が襲った気仙沼市杉ノ下高台の慰霊碑

避難場所を津波が襲った気仙沼市杉ノ下高台の慰霊碑

南三陸町の防災対策庁舎前にて

南三陸町の防災対策庁舎前にて

地元JA広報誌にも掲載されました

地元JA広報誌にも掲載されました

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