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2018グローバルユースサミット(GYS)フィリピンが開催されました2018.10.24 | 

 8月25日フィリピンのモール・オブ・アジア アリーナにて、「2018グローバルユースサミット(GYS)フィリピン」が開催されました。今回は、SMプライムホールディングスのCSR部門であるSM Cares(フィリピンのコミュニティ開発、環境保全、災害救助支援など行う。英語ホームページはコチラ)とGPFが共催。国内外合わせて19,000人以上が集まり、過去最大の参加者数となりました。

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会場に集う多くの参加者たち

会場に集う多くの参加者たち

 今年で6年目を迎えるGYSは、教育・サービス・環境保全など様々な分野の専門家が協力する青少年のリーダーシップ開発のためのイベントです。
 GYSでは青少年がそれぞれのアイデアを出すとともに、多様なスキル、知識、ネットワークを活用して、今日の課題に効果的に取り組むための知識を共有する機会となっています。
 今回のGYSは、GPFとSMCaresによって共同開催され、高等教育委員会によって後援されています。

 発表の中で、国連開発計画(UNDP)の国家ディレクターであるティトン・ミトラ氏は、19,000人以上参加者の前で、「フィリピンは青少年を活用して、貧困と気候変動に変化を与えなければなりません」と語りました。

 また同氏は、「世界には10〜24歳の14億人がおり、その87%が途上国にいる。アジア太平洋地域には7億人が住んでおり、その中でフィリピンは3番目に平均年齢が若い国です。フィリピン人の30%が15歳未満で、年齢の中央値は26歳です。違いをもたらすことができる若者がたくさんいますし、ほとんどの人がそれを望んでいると私は思っています」と述べ、「2015年9月の国連総会において、フィリピンを含む193カ国が採択した17の持続可能な開発目標(SDG)を実行するのに10年しか残っておらず、若者は変化に非常に重要な役割を果たしています」と指摘しました。

 SM Caresの青少年部門のプログラムディレクターであるロイストン・カブナグ(Royston Cabunag)氏は、「GYSへの盛大な出席は、今日の若者が、彼らの生活のあらゆる面での変化をもたらすコミットメントへの証です。これは彼らの情熱とコミットメントを示すものであり、我々がしなければならないことは、その力を最大限に活用することです。SMCaresがいつも青少年の力を信じているのは、彼らの数の多さだけではなく、彼らが自らの行う仕事にもたらす新しさと熱意があるからです。青少年は私たちの未来であり、彼らが愛する何かをする機会とノウハウを彼らに与えることは正しいことです。 青少年世代は世界に影響を与えたいと思っており、私たちはそれを実現するためにサポートをしています」と述べました。

SM Caresの青少年部門のプログラムディレクターであるロイストン・カブナグ(Royston Cabunag)氏による発表

SM Caresの青少年部門のプログラムディレクターであるロイストン・カブナグ(Royston Cabunag)氏による発表

 GPFアジア太平洋地域代表のジンス・キム(Jinsoo Kim)氏は、GYSは、青少年に積極的な影響を与える、リーダーシップ・スキルの構築、体験ベースの教育を通じて、道徳的かつ革新的なリーダーシップをもたらすことを目的としていると強調しました。

 彼らの他に、アジア開発銀行市民社会部門の責任者である、クリストファー・モリス(Christopher Morris)氏、同じくアジア開発銀行知識マネジメント部門のグロ・アン・グエバラ(Glo Ann Guevarra)氏、世界保健機関(WHO)のスペシャリストであるガンド・ウェイラー(Gundo Weiler)氏などが、それぞれの分野での成果を発表し、参加者の関心を集めました。

政治アナリストであり、作家のリチャード・ヘイダリアン(Richard Heydarian,)氏による発表

政治アナリストであり、作家のリチャード・ヘイダリアン(Richard Heydarian,)氏による発表

パシタ・ジュアン(Pacita Juan) アセアン女性起業家ネットワーク理事長

パシタ・ジュアン(Pacita Juan) アセアン女性起業家ネットワーク理事長

 参加者からは、「今回初めてGYSに参加をして、多くの気づきがあった。私たち若者は、社会を変える大きな要因になれるとイベントを通して確信した。コミュニティ発展を担う責任者として、学びを実践に活かしていきたい」「イベントで出会った参加者に感謝の気持ちを送りたい。今回共に参加した若者と協力して、フィリピンの発展のために尽力していきたい」と言った声が聞かれました。

 ウェブページ記事(英文)はコチラから。また、フェイスブックページ記事(英文)はコチラからご覧いただけます。

「青少年の誓い」を宣言する参加者たち

「青少年の誓い」を宣言する参加者たち

 

 

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