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インドでワンコリア国際フォーラム2018が開催されました2019.02.20 |
2018年10月17日に、インド・ニューデリーでGPFがワンコリア国際フォーラムを開催しました。発題者、参加者合わせて100名近くが集まりました。
「韓国とインド20世紀の市民権運動、持続的平和と繁栄」というテーマの下、韓国の市民運動・政治・文化の各分野における専門家たちが朝鮮半島の平和的統一という課題について、意見を交わしました。
フォーラムには、国立ガンディー博物館やJNU朝鮮研究センター、東アジア防衛研究分析センター、インド議会からも参加者があり、朝鮮半島の平和的統一に必要不可欠なビジョンを確認するとともに、インドをはじめ世界各地にある普遍的な価値観を土台としたワンコリア・グローバルキャンペーンについて議論されました。
GPFは韓国が主導する市民社会運動を盛り上げて、平和的統一を実現するために、ワンコリア・グローバルキャンペーンを立ち上げ、朝鮮半島の人々を脅かし続け、ひいては世界全体の安全保障をも脅かしている、人権問題や南北の軍事的衝突の問題に対処しようとしています。
韓国、インドは両国とも、100年前に歴史的な公民権運動という時代の荒波を経験しました。
1919年の三・一運動(日本植民地支配からの独立を平和的に宣言した抗議運動)と同時期に起こる形で、インドにおいてはガンディーが、1920年にインド人を強制的に外国軍隊に徴兵することに対して平和的に抗議していました。
フォーラムに参加したスピーカーたちは、ワンコリア・グローバルキャンペーンは、市民社会が、「全人類のための益になる国家を建設する」という何千年もの歴史に由来する弘益人間という理念の下、新しい国、統一された国家建築のための活動に世界中の人々が参加する機会であると力説しました。
この深遠なエートス(価値観・精神)は、決して特定の国家にだけ存在するものではありません。朝鮮半島における弘益人間思想とよく似た思想・ビジョンをそれぞれの文化の中に見ることができるということが確認されました。
例えば、アフリカでは、Ubuntu(ウブントゥ。「他者への思いやり」という意味)と呼ばれています。アメリカ独立宣言は、「すべての人々は同じ創造主の下に平等である」と述べています。インドでの古代ヒンドゥー教のVasudhaiva Kutumbakam(バスダイバー・クットゥンバカム)は、世界人類は一家族であるという意味です。