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北東アジアみらいプロジェクト勉強会を開催しました2018.12.22 |
12月9日 代々木にある国立青少年記念オリンピックセンターにて、北東アジアみらいプロジェクト勉強会を開催しました。
今回の勉強会では、講師として、立教大学異文化コミュニケーション学部助教の小峯茂嗣氏に、「現在の日韓関係と、今必要な民間交流」というタイトルで講演を頂きました。
小峯先生は、1994年のジェノサイド後のルワンダでの国民和解支援や、アジア諸国の民主化支援のための国際選挙監視活動、紛争経験国のファクト・ファインディング(実態把握)に、NGOとして関わってこられ、2004年以降は大学教員として、紛争地域や平和構築の調査研究とともに、アジアやアフリカの開発途上国や紛争経験国に大学生を引率する海外実習プログラムを多数企画してこられました。
2005年、ボランティア活動を通じた日本とコリアンの交流を行う「日本コリア未来プロジェクト」を創設。2016年から立教大学異文化コミュニケーション学部助教に着任し、「NPO法人インターバンド」代表理事でもあります。
今回の講演では、現在の日韓関係と民間交流に焦点を当てながら、大学生や留学生、在日コリアンとしてこられた活動である「日本コリア未来プロジェクト」の活動を中心に、国際交流を通した持続可能な関係構築のための視点を提供していただきました。
講演の中で、在日コリアンの学生と企画した、映画上映会が、早稲田を会場として立ち見の出るほどの企画になったこと、第三国であるタイで行ったワークキャンプでの奉仕活動、プログラムを継続して行う中で、学生から自発的に立ち上がったハングル勉強会や広島スタディツアーなどの企画を紹介していただきました。
また、朝鮮半島の38度線に位置する村への訪問企画では、反日感情を持っていた現地の村長が、日本人学生と交流する中でその感情がポジティブに変わっていった話も登場。
プロジェクトが次のプロジェクトを生む、学生主体のプロジェクトを運営する中で、持続的な国際交流のプログラムにするポイントとして
・何らかの社会問題について取り扱うこと
・その社会問題について、ともに考えること
・その社会問題の解決・改善のためにともに行動すること
などを挙げられながら、最終的には互いが手を握れる関係となって終わることの重要性を強調されました。