HOME > GPFフィリピンがグローバルユースサミット2019を開催しました
GPFフィリピンがグローバルユースサミット2019を開催しました2019.09.25 |
8月17日、マニラにてグローバル・ユース・サミット2019が開催され、1万3千人以上の学生リーダーたち集まりました。SM モール・オブ・アジアのアリーナにて、GPFとSMプライムホールディングス株式会社のCSR(企業の社会的責任)部門であるSMケアの共同主催により開催されました。
この集会は、世界中の各分野の専門家たちと協働し、エンパワメントすることを目的とした若いフィリピン人リーダーたちのための会合としては、国内最大規模のものです。
サミットの中で、何千人もの学生が自分たちの考えを共有し、各自がもつ多岐にわたるスキルや知識、ネットワークを活用しました。今日フィリピンや世界が抱える問題に対して効果的に対処することを可能にする共通スペースを提供する場となり、学生を始め、参加者は非常に盛り上がりました。
「皆さんが世界を変えるための第一歩を起こさないとするなら、他の誰がフィリピンを最高の国にすることができるのですか? 私たちは皆さんにはこのフォーラムを活用して非常に強い基盤を作っていただき、この場を意識決定における青年の役割を高めることのできるプラットフォームとしていただきたいと強く願っています。今日、私たちは変化の模範となることによって、グローバルコミュニティに影響力を行使し、ポジティブな変化をもたらして、本当に他の人に配慮し、思いやりを持つ社会と変わっていってほしいと尽力しています」とSMケアの子ども・青少年分野のプログラム・ディレクターのロイストン・カブナグ氏は語ります。
GPFの戦略的パートナーシップ部門副会長のデイビッド・カプララ氏は、国連によって示された世界的なゴールを達成する上で青年が果たさなければならない使命は重要であると強調しました。彼は何千人もの参加者を前にして、「より、繁栄した世界を夢見るビジョンの根底にある普遍的な価値に気持ちを奮い立たされた皆さん方青年が、革新的なテクノロジーを活用したり、企業家精神を発揮したりする上で今日のパイオニア的存在です。皆さんの取り組みや達成の一つひとりは、国連の2030持続可能な開発目標を最終的に達成する上で、小さい一歩かもしれませんが、決定的に重要なステップです」と語り、青年の役割の重要性を再認識させました。
また、学生参加者たちは、自分たちが持つコミュニティで導入可能なプロジェクトのアイデアを発展させるためにプレゼンテーションする機会がありました。
たとえば、(1)統合教育、(2)青年向けの健康サービス、(3)青年が実現する雇用や自営、(4)地球にやさしい観光業におけるエコシステム、(5)市民の意識を高め、参加させること、(6)子どもにとって安全なスペースを創り出し、あらゆる形態の子どもに対する暴力を減らすこと、などが話し合われたその一例です。
フィリピン全土から何十ものエントリーがありましたが、その中でも特に優れている5つの革新的なプロジェクトに賞が授与され、サミットで紹介されました。以下にその5つのプロジェクトを紹介します。
1. ボランティアMISMO(BoluntirMISMO)は、ボランティア活動の存在を国中の人々に知らしめたり、ボランティアが国家を発展させていく上で果たす役割について人々に啓蒙したりすることを目的とした青年による組織です。
2. ツゥーリアル ピース(ToReal Peace)は、TORILというイスラム教の施設で実際に使われているビジョンを使って青年たちが平和や発展に向かって進んでいけるように啓蒙することを目的としたプロモーション用の平和トレーニング・プログラムです。
3. プロジェクト97(Project 97)は、内戦により立ち退きせざるを得なくなったマラウィの青年475人が、観光業の促進や起業家的な発展を通して持続的な暮らしが可能になるように手助けしているプロジェクトです。
4. カフェシダード:は、社会がもっと障碍者を包み込む社会になっていけるように、障碍者に対する認識を高め、障碍者を取り巻くバリアを取り除き、障碍者の持つ能力にフォーカスして、障碍者が将来雇用されるために必要なスキルを身に着けられるようにするプロジェクトです。
5. ミンディファイ(Mindify)はフィリピンの青年の福祉を向上させるために精神的な健康のサポートを親身に提供しているプログラムです。
カフェシダード:https://www.facebook.com/Cafesidad
インフルエンサーと呼ばれる世間に与える影響力が多い人々や、国際的なゲストスピーカーや地元のゲストスピーカーたちが、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を達成する上で重要だと各々が考える主張や青年の役割について、非常にパワフルなトークを繰り広げました。
ゲストスピーカーの中には、バマデッテ・ロムロ・ピャット観光大臣、UNICEF国家親善大使のアン・カーティス、国連開発プログラム大使のアントイネッテ・タウス氏、G-TalksのホストでありHealth-XPHcoの創設者であるギア・シゾン博士、教育支援大臣のG.H.アンバット氏、コンスエロ(Consuelo)の創設者であり会長兼CEOのグレグ・オーベリー氏、アジア経営協会のダッド・バナタオ氏、インキュベーターの重役プリム・ペイポン氏などが登壇しました。
「すべての子どもたちは、非常に快適でかつ安定的だと感じることができるような環境で育つ権利を持っています。すなわち、基本的なサービスを受けられ、きれいな空気や水を享受し、遊んだり学んだり成長する上で快適な環境、また、自分たちの声が大人たちに聞かれ、また重要なこととして扱われるような環境で育つ権利を持っています」とUNICEF国家親善大使のアン・カーティス氏は語ります。
今年のサミットはSMSケアとグローバル・ピース・ファウンデーションの共催で行われ、フィリピン高等教育委員会によって推薦されました。また、モール・オブ・アジア・アリーナ、セブ・パシフィック航空、コンスエロ財団、CIEイギリス校、インナー・ホイール・クラブ・セントラル・オーティガス、ロータリー国際3820区、ライオンズクラブ301-A2区、ロペス・グループ財団、スキン・レジュベ、ユニリーバ、SM youth & ファーウェイからの後援を受けています。
動画は、コチラからご覧になれます。