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北東アジアみらいプロジェクトで講演会を実施しました2019.12.25 | 

 11月30日に、江東区の会場で、産経新聞記者の久保田るり子氏を招き、「日韓関係を考える―韓国の現状とこれからの展望」と言うテーマで講演会を開催しました。
 久保田氏による講義の後、質疑応答の時間がもたれ、現在の北東アジア情勢、日韓情勢について新たに学びを深める時間となりました。

 講演では、1. 日韓関係の近年の変遷 2. 南北関係の変遷 3. 韓国国内の変遷 と言う順番で、文政権になってからの、韓国を中心とした北東アジアの質的な変化が説明され、そこを認識した上で、私たちはどのように対処していくのかが重要と強調されました。

真剣に話を聞く参加者

真剣に話を聞く参加者


1. 日韓関係の近年の変遷について
・昨今で話題となっていたGSOMIA破棄か否か、と言う議論で、維持の方向で決まった。これはアメリカの影響が大きかった。
・しかし、その他にここ1,2年でみる様々な事象(徴用工賠償判決(2018.10)により日韓関係の法的基盤の崩壊や、慰安婦合意の破棄(2018.11)による首脳間の信頼関係毀損(「和解・癒やし財団」を解散)また、レーダー照射(2018.12)安全保障分野の不信拡大)などで、日韓関係が大きく質的に変化している。
・その様子は「これまでに見たことのない韓国」である。
・かつての金大中事件の時のように、たとえ一時的には日韓関係が悪化したとしてもそれを修復する力があったが、近年はその様子も変わってきている。

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2. 南北関係の変遷
・従北姿勢の目立つ文政権への警鐘を鳴らした。例えば、国情院から北朝鮮のスパイを捕まえる機能を警察に移すことや、軍の中に入り込む北朝鮮勢力を調べる機務司令部をなくす、など。
・司法にもその影響が及んでいる。昨年4月に公表された韓国の憲法改正案の中で、「自由民主主義」が「民主主義」と変わるなど。

3. 韓国国内の変遷
・文政権の支持基盤である進歩派が全体の4割であり、保守派も4割程度である。進歩派をいかにまとめていくか、と言うことに合わせて、保守派をいかに分裂させていくのか、が進歩派の主眼。その方策として、来年に朴元大統領の恩赦もあり得るのでは?

その後、参加者からの質疑応答の時間を持ちましたが「韓国の反日感情は、メディアを通して人為的に形成されたものも多いのではないか?」といった質問がありました。それに対して久保田氏は、「やはり教科書は反日がベースとなっているものが多いし、反日教育が一種のポリティカル・コレクトネスになっており、そうしないと受け入れてもらえない現状もある。しかし、現代の若者は、教科書などで受けてきた教育と、実際に自分がインターネットなどを通して触れる日本文化などのコンテンツが違うと言うことを理解しているし、「これはこれ、それはそれ」といったように、柔軟な思考を持っている若者が多い、と現状を踏まえつつ日韓関係の展望を深める時間となりました。

 

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