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北東アジアみらいプロジェクト勉強会のお知らせ2020.04.20 |
歴史を概観して見た時に、いつの時代にも対立や紛争、闘争があります。それは個人と個人の争いから始まり、戦争のように国を超えた争いに発展する場合もあります。
かつて世界を二分した「民主主義 vs 共産主義」という思想(イデオロギー)対立が終わりを告げ、今では世界的な対立の主流は「アイデンティティ」の違いによる対立、いわゆる「アイデンティティ・ベースド・コンフリクト」が存在すると言われています。
※人種や国籍、宗教などを基盤にしたコミュニティ間に生じる葛藤や紛争。
日本国内で言うと、在日コリアンに対する日本人によるヘイトスピーチなどがあり、国外に目を向けると、イスラム教とキリスト教の対立や、キリスト教の中でもカトリックとプロテスタントの対立などが挙げられます。
かつて議論を巻き起こした、サミュエル・ハンチントンによる「文明の衝突」も、文明というアイデンティティの違いが対立の原因にあると指摘します。国内では、「アイデンティティ」の違いによる争いが顕在化している例はまだ少ないですが、オリンピックなどをきっかけに外国人の流入が進み、この問題は顕在化する可能性を大きく孕んでいます。
GPFはこの「アイデンティティによる違いの対立」への根本的なアプローチを行い、その対立が顕在化する前の解決方法を世界各地で提供していますが、今回はその視点について学ぶ機会を持ちます。
「違い」を超えて、協働する視点、方法を具体的に学ぶことは、現在、世界的に存在する戦争、紛争の原因を理解するだけでなく、日常的なやりとりの中でも役に立つものとなるでしょう。
※今回は、新型コロナウイルス対策のためzoomを使ってオンラインで実施します。
日時:2020年4月30日(木)19:00~21:00(受付:13:30~14:00)
テーマ:「アイデンティティ・ベースド・コンフリクトとその解決のために」
講師:飯田和広(はんだ・かずひろ) (一般社団法人 グローバル・ピース・ファウンデーション・ジャパン事務局長)
参加費:1,000円
参加希望者は、件名に「4月30日講演会参加希望」とご記入の上、氏名、所属を記載し、khanda@gpf.jp(担当:飯田)までメールをお送りください。事務局からzoomのミーティングURLをお送りします。