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フィリピンで展開するALS(代替教育制度)プログラム修了者が卒業式に参加2013.05.07 |
4月30日、グローバル•ピース•フェスティバル財団(GPFF)の青年部門である、グローバル•ピース・ユース・コー(GPYC)は、ALS (Alternative Learning System 代替教育制度)への貢献と協力が認められ、ALSチャンピオン賞を受賞しました。
フィリピンの学校制度は、初等教育6年間と中等教育4年間ですが、多くの生徒が中途退学している現状があります。ALSは、プログラムに沿って学習しテストに合格すると、学校を卒業したのと同等の資格を得るフィリピン教育省管轄のプログラムです。卒業資格を得ることで、進学や職業選択の可能性の幅が広がることが期待できます。
GPFFフィリピンが教育省とともに発足したGlobALS(Global Alternative Learning System)を通じて、GPYCはALSサービス・プロバイダーとして、マニラ首都圏ナボタス市のノース・ベイ•ブルバード・ノース(NBBN)地区とタンゴス地区にて活動してきました。ナボタス市のバグンバヤン小学校の2013年のALS卒業式にて、賞が授与されました。
GlobALSの修了者14名中、11名が本卒業式に参加。 GlobALS二次レベル修了した57歳テオドロ・マリアノ氏は、すべて卒業生を代表してあいさつをしました。また、GPFFフィリピン会長のマイケル・ザブラン氏を始め、GPFFフィリピンのリーダーが本卒業式に出席し、祝い場をともに過ごしました。
これらのすべての成果は、ナボタス市のGlobALSプログラム・コーディネーターのプレシー・デ・グズマン女史、NBBN教育局長のアンソニー・オーグスティン氏、そしてタンゴス市教育局長であるエストレラ・エスコリアル女史等の尽力によるところが大きいといえます。
また、5月3日、ミンダナオのダバオ・デル・ノルテ州のカルメン市でも、GlobALSを修了した者16名が、卒業式に参加。同州ではGlobALS修了者が卒業式に参加することは初めてのことでした。式が行われたカルメン市営体育館には、GlobALSを推進したGPFFフィリピンのリーダーも参加し、ともに卒業を祝いました。