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グローバル・ピース・ユース・フォーラムが開催されました2021.08.20 | 

7月31日、GPFは、持続可能な発展のための平和構築に若者の参画を呼びかけるため、グローバル・ピース・ユース・フォーラム(GPYF)を開催。今回、初の試みとなった完全なバーチャルでのフォーラムには、23カ国から1,600人以上の登録者がありました。

アジア時間とアメリカ時間で別々に開催されたこのフォーラムでは、Zoom、Facebook、On24で合計26,500件以上の投稿があり、FacebookとTwitterでは5,936件の投稿を数えました。参加者は「#GlobalPeace」と「#GPY2021」というハッシュタグを使い、フォーラムで得たものについて共有しました。

GPFの国際会長であるジェームス・フリン氏は、フォーラムの冒頭で、現在のパンデミックがもたらす課題と機会について触れ、「この重大な局面では、道徳的で革新的なリーダーシップが緊急に必要とされています。今こそ、国際社会で活躍し、現代のコミュニケーションツールを使いこなす若いリーダーたちが前に出て、共に問題を解決する時です」と述べました。
そして、誰もがピースビルダーになれること、そして、誰もが平和構築を日常的に行うことで貢献できることを、若者たちに伝えました。

アジア時間のセッションでは、宗教の違いを超えた若者の行動による平和構築、平和・正義・安全保障政策立案への若者の参加、平和構築における若者の役割についての教育、変化する時代における若者のリーダーシップ、コミュニティの平和構築モデル、平和構築のための若者のエンパワーメントなどについて発表がありました。

その他にも、若者の平和構築への様々な参画の仕方について議論が行われました。「Global Youth Coalition on Youth, Peace, and Security」の共同設立者であるラクシータ・サジ・プレリス氏は、「若者と平和と安全に関する国連安全保障理事会決議(UNSCR)2250」という画期的な決議がどのようにして実現したかについて語りました。これは、若者が主体となり、大人が支援するプロセスであり、人々や組織が共通の原則や共通の目標のもとに集まり、集団的な影響を及ぼすようになった一例です。

アメリカ時間のセッションでは、若者間の暴力的過激主義の防止、広島からの平和構築の教訓、若者のエンパワーメントと起業家精神による平和構築、平和構築と持続可能性における社会的企業の役割、若者・平和・安全保障といったアジェンダの支援を中心に議論が行われました。

「US Youth, Peace, and Security Coalition」の共同議長であるメナ・アヤジ氏は、若者の平和構築における主要な課題は、排除と周縁化、安全と権利の侵害、資源と支援へのアクセスの欠如であると述べました。
アヤジは、平和構築における若者の包括的な代表性を高めるための解決策として、国連SCR2250の5つの柱である「参加」「保護」「予防」「パートナーシップ」「離脱と再統合」を提案しました。

「Global Peace and Development Service Alliance」の代表であるマカンディ・ライ博士は、「政治指導者、市民社会、経済システム、そして若者自身が、経済、エコロジー、倫理の3つを柱とした持続可能で創造的な未来への道を切り開く責任があります」とフォーラムで念を押しました。

フォーラムのハイライトの一つは、それぞれの地域での平和構築に向けた若者のグローバルなリーダーシップの取り組みを紹介する「#iPEACEBUILDER Video Challenge」の受賞者の発表でした。フィリピンのマニラにあるコミュニティの子どもたちに、無料で簡単に本を手に入れることができるようにしたRain Russell Villaspin氏の取り組みが、最優秀賞に選ばれました。

今年のグローバル・ピース・ユース・フォーラムは、GPFが2年に1度開催するGlobal Peace Convention2021のプレイベントとして開催されました。

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