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Global Peace Leadership Conference Indo-Pacific2023が開催されました2023.04.25 | 

グローバル・ピース・リーダーシップ・カンファレンス インドパシフィック2023(GPLC 2023)が、2023年4月11日から13日にかけて、インドのニューデリーにあるル・メリディアンホテルとロイヤルプラザホテルで開催。1000人を超える学生や専門家、平和活動家などがオンライン・オフラインの両方で集結しました。会議のテーマは「ヴァスダイヴァ・クトゥンバカム : 人類の意識と平和を向上させるためのビジョン」でした。

元記事はコチラから。

※”Vasudhaiva Kutumbakam”(ヴァスダイヴァ・クトゥンバカム)は、インドに古くから伝わる哲学で、「世界は一つの家族である」という意味。

■GPLC2023の概要
GPFインドの会長であるマーカンデイ・ライ博士は「今回のテーマである”ヴァスダイヴァ・クトゥンバカム “は私たちの最終目標ですが、その目標を達成するために“若者の参加と育成”、“未来に向けた教育の変革”、”価値観に基づく平和構築”、“環境保全”の分野で取り組んでいます。そして、この4つの要素は、人類の意識と平和を促進するものです」と語りました。

マーカンデイ・ライ GPFインド会長

GPLC 2023では上記の4つの分野(トラック)での取り組みが共有されました。
”若者の参加と育成”のトラックでは、若者の問題解決へのアプローチ、グローバルな視点からの考え方、道徳的で革新的なリーダーの重要性が共有されました。

“未来に向けた教育の変革”では、学生が人生のあらゆる面で成功し、全体的な平和に貢献できるよう準備するための新しい傾向、アイデア、政策を分析しました。

“価値観に基づく平和構築”トラックでは、効果的なモデル、ベストプラクティス、実践的なツール、平和構築を教育プログラム、青少年のリーダーシップ開発、地域社会に根ざした平和構築に応用する方法について検討がなされました。

“環境保全”トラックでは、環境に配慮し、将来の世代に妥協しないことで生活の質を向上させ、廃棄物と闘うことで緑を守ることを通して環境保全を推進しました。

■ハイプレナリーセッション
メインセッションとなるハイプレナリーセッションでは、講演者としてC20(G20の下にある市民社会セクション)名誉議長のマタ・アルミタナンダマイが参加し、私欲と不公平の多い世界で無私と思いやりを持ち、困っている人に手を差し伸べるよう呼びかけました。

また、ヒョン・ジン・プレストン・ムンGPF理事長は、「皆さん一人ひとりがそれぞれの影響力の及ぶ範囲でピースビルダーとなり、私たちと一緒に世界平和のための大きな運動に参加することを望みます」と述べました。また、マハトマ・ガンジー、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア、ネルソン・マンデラといった偉大な指導者が示したように、平和の重要性と、紛争に直面しても、自由を通じて平和を達成できることを強調しました。

他にも、聴衆に日常から幸福を導き出し、レジリエンスを構築する力を与える変容的な瞑想セッションを行ったビニー・サリーン博士、効果的なコミュニケーションと平和的な紛争解決の重要性を強調したマルスディ・シューフド博士、等、多くの著名なスピーカーによる力強いメッセージが伝えられました。

ハイプレナリーセッションでのスピーカーの様子

 

ヒョン・ジン・プレストン・ムンGPF理事長によるスピーチ

ニューデリー宣言
最終日には、「ニューデリー宣言」が発表され、出席者が直接またはオンラインで署名しました。宣言には、平和メンタリングによる青少年の育成、万人のための奉仕的実践の奨励、貧困、環境保全、青少年育成などの重要原則への支援、教育実践の変革など、少なくとも9つの具体的な行動項目が含まれています。署名された宣言は、9月にインドで開催されるCivil 20 India 2023およびG20に提出される予定です。

GPLC 2023は、GPFと共催のインド国際協力会議、マナヴ・ラクナ大学、ユヴサッタ・ユース・フォー・ピースが、Civil 20 India 2023と協力して開催。インドでのGPLCの開催は2014年以来となります。GPFは、マレーシア、フィリピン、ネパール、インドネシア、インド、韓国、ナイジェリア、モンゴル、タンザニア、ウガンダ、北アイルランド、ブラジル、米国でGPLCを開催しています。

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