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多文化おもてなしフェスティバル20242024.12.23 |
今年で第9回目を迎える「多文化おもてなしフェスティバル2024」が11月17日、都内の日本橋浜町イベントホール”プラザマーム”で開催されました(主催:多文化おもてなしフェスティバル2024実行委員会。後援:インドネシア共和国大使館、セルビア共和国大使館、目黒区倫理法人会。GPF Japanは事務局を担当)。
今年のテーマは「☺(笑顔)をツナグ」。決して平和とは言えない、笑顔が失われつつある今の世界において、このフェスティバルを”様々な背景を持つ人たちの笑顔をツナグ”場にするのだという実行委員たちの想いと決意が込められました。
これまで数年にわたり総合司会を務めてきた、映画監督・アナウンサー・シンガーソングライターの長谷川ひろ子さんに加えて、今年はハーモニカプレイヤーとして活躍する”Hiro Seki(ヒロセカイ)”さんが参加。ダブル司会となりました。
フィリピン人初の演歌歌手、ヨランダ・タシコさんによるオープニングパフォーマンスで幕を開けたフェスティバル。自身の異国での暮らしを支えた人々と日本への感謝を綴ったオリジナル曲『ARIGATO』では、ご本人が感極まり涙する場面もありました。
感動で始まった今年のフェスティバル。開会式では日中コリア共同製作映画「JUN AI/純愛」総監督・主演であり「ONE‐Kグローバルキャンペーン」広報大使を務める小林桂子氏が特別スピーチ。日韓友好を願って作られた短編作品を紹介しました。
小林氏の平和への思いが語られた後、平和を目指し世界的に活動する”Humming for PEACE”(かくばりゆきえさん)による美しいハミングが会場に響きました。そして様々なパフォーマーたちがバトンを受け渡しながら、自らのルーツや思いを表現していきました。
「笑顔をツナグ」というテーマにふさわしく、今年は例年以上に笑顔をフィーチャー。 ステージのパフォーマーとご来場者が一緒に歌や踊りを楽しむ風景が見られました。
他にもご来場者を迎えるスタッフが、会場にあふれる笑顔の写真を撮影し、それらをステージのスクリーンに映し出すという試みがなされたり、毎年”笑い締め”でフェスティバルを満開の大笑いに包む大藏流狂言師・善竹十郎氏による”日本の伝統芸能で表現する笑顔”についての短いレクチャーが行われました。
また、中継によるブース紹介を2年ぶりに実施。涙声で”日本の心”を歌ったヨランダ・タシコさんが、この時は満開の笑顔を振りまきながら会場内のお店や展示を巡り、出店者さんたちとの生き生きとした会話と、それにより生まれる皆さんのスマイルを、各ブースのアピールポイントと共にステージに届けました。
毎年恒例の「多文化おもてなし抽選会」も実施。今年は例年以上に景品が続々と集まりました。世界中の文化の息吹を感じられる品々をGETした皆さんに、笑顔の花が咲きました。
フェスティバルの終盤は、平和への祈りが込められたステージ。日本の和太鼓と朝鮮半島の民族舞踊の共演”ONE UNIVERSE”による圧巻のパフォーマンスの後、開会式で特別スピーチを行われた小林桂子氏が「ONE DREAM ONE KOREA」の日本語歌詞を、朝鮮半島統一への願いを込めて朗読しました。
最後に再びヨランダ・タシコさんがステージに。バンド”Oops;)!!”と共に世界中で親しまれているナンバーを披露した後、そのままフィナーレへと突入しました。
パフォーマーもご来場者も混然一体となって歌い踊り、その勢いのまま善竹十郎氏による”笑い締め”。まさに会場全体が笑顔でツナがりOne Familyになった瞬間でした。
来年はこのフェスティバルが立ち上がってから10周年・開催10回目となるビッグイヤー。さらにたくさんの人たちの笑顔がツナがり家族の輪が広がるフェスティバルを作ってまいります。