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「第10回ピースデザインフォーラム -東アジアの平和構築のための新視点とアプローチ-」を開催いたします2025.01.29 |
2月22日(土)の13時から、江東区の”ティアラこうとう 小ホール”で、「第10回ピースデザインフォーラム -東アジアの平和構築のための新視点とアプローチ-」を開催いたします。
今年2025年は戦後80年を迎える年です。
世界は依然として不安定な状況に直面しており、各地で局地的な紛争が絶えず、ウクライナ戦争の長期化をはじめ、一歩間違えば世界大戦に発展しかねない危機が高まっています。東アジアでも、北朝鮮がロシアへの派兵を行ったことで、局地での戦争が地域を超えて広がる危険性を呈してきました。
2025年は同時に、日韓国交正常化60周年を迎える年でもあります。
韓国では現在、政治的分断が深刻である一方、この節目は、日韓両国がこれまで築いてきた努力を再評価するとともに、協力関係をさらに深化させる機会でもあります。
2024年は北東アジアを取り巻く多くの国で政権が変わりました。
地域の秩序が不安定化しやすい状況の中、対立や戦争を回避して、持続的な平和を構築するには、これまでにないものの見方やアプローチが求められます。
世界各地で起きている対立を認識するとともに、その解決と持続的な平和のために何かできるのかを本フォーラムでは議論します。
日時:2月22日(土)13:00-16:30(12:30 開場)
場所:ティアラこうとう 小ホール(〒135-0002 東京都江東区住吉2-28-36)
※都営地下鉄新宿線・東京メトロ半蔵門線「住吉」駅 A4またはA3出口より徒歩4分
アクセス→ https://www.kcf.or.jp/tiara/access/
参加費:1,000円
※参加申し込みは下記フォームよりお願いします。
https://forms.gle/pg6FQR5kuJwcK6zXA
プログラム:
・開会パフォーマンス:One Universe 〜朝鮮と日本につながる舞と鼓
朝鮮舞踊家 金英琴と和太鼓奏者 千代園剛
・第1部:講演
①戦後80周年に考える、北朝鮮によるロシア派兵と東アジアのこれから
五味洋治(フリージャーナリスト)
②日韓国交正常化60年。両国の努力の継承と発展
姜英之(東アジア総合研究所 理事長)
③北東アジアの平和構築のためのアプローチ
後藤亜也(GPF Japan 代表理事)
・第2部:パネルディスカッション
出演者紹介
One Universe 〜朝鮮と日本につながる舞と鼓〜
テーマは、-オトノムタ- 。
オトは日本語の音を意味し、ノムタは朝鮮の言葉で越えるという意味。
日本と朝鮮の国境を越え音を越え、それぞれの国の芸能文化を歌、和太鼓、朝鮮の伝統打楽器「チャンゴ」、民族舞踊舞を通し、魂で表現します。
千代園剛(ちよぞの・たけし)
Japan ExpoやNHK紅白歌合戦に出演し、富士山や神社での奉納演奏、定期的な被災地支援をされると同時に、フィリピンや韓国での国際平和会議でも演奏される世界に誇る和太鼓奏者・邦楽打楽器奏者。
キムヨングム
朝鮮の首都ピョンヤンをはじめ、韓国アニャン、チェジュ、ロシア・サハリン、シンガポール、マレーシアで朝鮮民族舞踊を披露し、国内では東京に拠点を置きつつ巫女の舞いを寺院に奉納したり、長野韓国教育院で伝統舞踊講師も務めるコリアの民族舞踊 / ムヨン家。
講演
「終戦80周年に考える、北朝鮮によるロシア派兵と東アジアのこれから」
– 北朝鮮のロシア派兵問題を切り口に、東アジアにおける新たな安全保障リスクとその影響を分析。終戦80周年の歴史的背景とともに、地域の平和と安定の可能性を探ります。
五味洋治氏 フリージャーナリスト/元東京新聞論説委員
1958年長野県生。1983年東京新聞(中日新聞東京本社)に入社、政治部などを経て1997年、韓国の延世大学に語学留学。99~2002年にソウル支局、2003~2006年に中国総局に勤務。2008~2009年はフルブライト交換留学生として米ジョージタウン大に客員研究員として在籍。論説委員を経て、現在はフリージャーナリストとして活動中。30年以上にわたり朝鮮半島問題を取材。著書に『父・金正日と私 金正男独占告白 』(文春文庫) 『朝鮮戦争は、なぜ終わらないか』(創元社)や『金正恩 狂気と孤独の独裁者のすべて』(文藝春秋)ほか、多数。
「日韓国交正常化60年。両国の努力の継承と発展」
– 国交正常化以来、日韓が積み重ねてきた協力の軌跡を振り返り、これを基盤かつ、市民レベルでの日韓の未来志向のパートナーシップをどのように発展させるべきかを議論します。
姜英之氏 東アジア総合研究所 理事長
1947年大阪市生。在日韓国人2世。大阪市立大学経済学部卒業後、新聞・雑誌編集のかたわら韓国経済を中心にアジア経済について研究、評論活動を行ってきた。1991年、東アジア総合研究所設立、所長に就任、現在は理事長。
早稲田大学、神奈川大学、東京経済大学にて非常勤講師、北陸大学教授を歴任。その他、民団新聞論説委員、在日韓国商工会議所諮問委員、在日韓国人文化芸術協会副会長、韓国民主平和統一諮問会議海外諮問委員(議長・金大中大統領)、在日韓国新聞協会理事など幅広い社会活動を展開。90年代以降は、北朝鮮思想・政治・経済研究に没頭。
著書『東アジアの再編と韓国経済』(社会評論社)、『アジアの新聞は何をどう伝えているか』(ダイヤモンド社)、『「在日」から「在地球」へ』(UGビジネスクラブ)、など。
編訳「北朝鮮年鑑」(東アジア総合研究所)訳書「北朝鮮は経済危機を脱出できるか」(社会評論社)、『日韓同時核武装の衝撃』(ビジネス社)など。
「北東アジアの平和構築のためのアプローチ」
– 平和構築における重要なものの見方と、北東アジア地域の危機に対してそのアプローチがどのように適応されるのかを提案します。
後藤亜也氏
米国 Global Peace Foundation 上級副会長
一般社団法人 グローバル・ピース・ファウンデーション・ジャパン 代表理事
慶應義塾大学理工学部で環境化学を専攻。2009年から米国本部の国際NPO、Global Peace Foundationの設立から現在まで執行役員、上級副会長として世界20数カ国にある現地の活動をスーパーバイズしている。
2012年から一般社団法人GPFジャパンの代表理事を兼任