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多文化おもてなしフェスティバル2025を開催しました | 2025.12.12 | Highlight

10回目・10周年という節目を迎えた「多文化おもてなしフェスティバル2025」が、11月15日・16日の2日間にわたり、都内の日本橋浜町イベントホール”プラザマーム”で開催されました(主催:多文化おもてなしフェスティバル2025実行委員会。GPF Japanは事務局を担当)。
今年は記念の回にふさわしく、多くの企業様や団体様よりご協賛およびご後援をいただきました。

協賛:感謝株式会社 IHAWAN SHINJUKU
後援:在京インドネシア共和国大使館、ウズベキスタン大使館、セルビア共和国大使館、パキスタン・イスラム共和国大使館、目黒区倫理法人会、中央区倫理法人会、Studec International

今年のテーマは 「with Love 世界を抱きしめよう」。日本や世界の各地でヘイトや分断、争いが起きている今だからこそ、国や文化の違いを越えてつながり合い、この世界を愛し合おう──そんな私たちの思いを込めて、2日間にわたるフェスティバルを企画しました。

DAY 1:前夜祭
初日となる11/15は、前夜祭を開催。今フェスティバルをご協賛いただいた感謝株式会社の川畑秀雄代表取締役会長が製作した映画『ハナのサンタ』を上映しました。

川畑会長が初めてメガホンを取っただけでなく、企画・原作・脚本・編集をも全て担当したこの作品は、クリスマスを通して「誰かのために生きること」の大切さを伝え、会場に静かな感動を広げました。
上映後は出演者によるトークセッションを実施。

元K-1王者ピーター・アーツさん、元外交官オスマン・サンコンさん、演歌歌手 北山みつきさん、日本人初のプロサッカー選手 奥寺康彦さんらが、作品への思いを語りました。


右端:川畑秀雄監督
中:オスマン・サンコンさん(元外交官/タレント)
左端:北山みつきさん(演歌歌手)


右端:奥寺康彦さん(日本人初プロサッカー選手)
右から2人目:ピーター・アーツさん(元K-1王者)
中央:宝生真里奈さん(主演)
左端:新井笑琳さん(主演)

さらに、フィリピン人初の演歌歌手・ヨランダ・タシコさんやPDF(フィリピン・ダンス・フィットネス)、響沁太鼓千代組の千代園剛さんがパフォーマンスを披露し、前夜祭を盛り上げました。


総合司会:長谷川ひろ子さん        
(ドキュメンタリー映画『いきたひ』監督・アナウンサー・シンガーソングライター)


ヨランダ・タシコさん(フィリピン人初の演歌歌手)


PDF(フィリピン・ダンス・フィットネス) 


響沁太鼓千代組 千代園剛さん


さらに、重要無形文化財総合指定保持者・大蔵流狂言師である善竹十郎氏が、映画の前途を祈願し、大笑いを贈りました。

集まった人たちの顔に、笑いの花が咲きました。

DAY 2:フェスティバル本会
翌16日、多文化おもてなしフェスティバルの本会が開幕。総合司会は長年フェスティバルを支えてきた長谷川ひろ子さんと、昨年より参加したヒロセカイさんが務めました。


長谷川ひろ子さん(左)ヒロセカイさん(右・ハーモニカプレイヤー)

今年も世界各国出身のパフォーマーたちが、文化の競演を繰り広げました。
2015年の第1回より参加のヨランダ・タシコさんが、前夜祭に続きオープニングで登場。

日本と中国をルーツに持つソプラノ歌手の山崎美惠子さんが両国で親しまれている音楽を披露。

2017年のフェスティバル以来の出演となった日本人ユニット”ホワイトぐみ”が、古今東西のアニメソングで会場をひとつに。

ブラジルにルーツを持つ人たちが中心のオーケストラ”国境なき音楽”が、日曜の午後にぴったりのゆったりとした演奏。

日本で生まれ育ったバングラデシュルーツの少女たちのグループ”シシュ・シルピー・エカデミ”が祖国の踊りで観客を魅了しました。

今年は例年以上に、多くの新しいパフォーマーが出場してくれました。
まずは今フェスティバルをご後援いただいたパキスタン大使館がご推薦のユニット”佐藤圭一 入間川篤”が、アラブや南アジアに伝わる民族音楽を演奏。

川崎市を中心に活動する”グループ パトゥフ”が賑やかなボリビアダンスを披露。

イラン、アメリカ、日本出身の音楽家たちがハーモニーを生み出す”PERSIAN SEDA”。

前夜祭を盛り上げたPDFは、実は初登場組。本会でもマイクパフォーマンスとダンスで会場を沸かせました。

ステージは再び常連組へ。社交ダンスで世界平和の表現を目指すために中国出身のダンサーが立ち上げた”わーるどダンスフェスティバル”。

インドネシアからは2組のコラボレーション。主にバリ島の音楽を演奏する”バリ島ブリバグス”(写真左)と、インドネシア各地の踊りを披露する”ヌサンタラ・インドネシア舞踊”(写真右)。

着物や着物ドレスのファッションショーをマイク1本で行った”チームなでしこ”。

そして”盆・そわぁる”の皆さんによる盆踊り。今年も「ダンシングヒーロー」で会場がひとつになりました。

ステージプログラムはいよいよ佳境へ。前夜祭で見る者の心を打った響沁太鼓千代組の千代園剛さんが、朝鮮舞踊家の金英琴さんと組んだユニット”ONE UNIVERSE”で、朝鮮と日本の伝統の音を響かせました。

前夜祭でも会場を笑いの渦に巻き込んだ大蔵流狂言師の善竹十郎氏が、この日も小笑い・中笑い・大笑いを観覧客に直々に指導。「ワーッハッハッ」の大合唱が会場中に響き渡りました。

前夜祭とオープニングで観客を歌声で魅了してきたフィリピン人初の演歌歌手ヨランダ・タシコさんが、バンド”Oops;)!!”と共に再び登場。世界のポップスで会場を盛り上げ、そのままフィナーレに突入しました。国境や文化を越えて来場者がひとつになり、そのままフィナーレへ。会場は笑顔と熱気に包まれ、記念すべき10回目の幕を閉じました。

今年のステージでは音楽や踊り以外の催しも実施。しかもそれは、開会前に始まりました。

午前10時45分、海外から後援をいただいた教育支援機関”Studec International”によるフラッグセッション。色とりどりの国旗でステージを染めました。

もっと”世界を抱きしめ”たくなるような、いろんな背景を持つ人たちを深く知る機会も提供されました。
インドネシア出身の大学院生スチュワード・グナルディさんが、同じく海外ルーツを持つパフォーマーたちの素顔に迫りました。

”多文化おもてなし抽選会”では、多くの人たちが世界中の品物をGETして喜ぶ姿が見られました。

そして言語指導歴50年のナンシー先生こと多田直子さんが、2022年のフェスティバルから続けてきた「世界を繋げる言葉そして文化」。ナンシーさん2023年以来コンビを務めるスチュワードさんと、大使館スタッフを含め世界中からフェスティバルに集結した人たちの”食”エピソードを、各国の言葉と共に紹介しました。

会場には、例年以上に美味しそうな香りが漂いました。それもそのはず、今年は10以上のブースが軒を連ね、お料理や軽食、飲み物を提供。食を通した国際交流が会場の各所に生まれ、笑顔が広がりました。


ブラジルのスイーツやスナック、コーヒーなどを提供する”Barraca do Brasil”。


南米ボリビアの代表的料理を提供する”パトゥフ”。


日本人にも大人気のタイ料理を提供する”RAK THAI”。


インドネシアの代表的料理を提供する”SERELA NUSANTARA”。


ネパールの料理と雑貨を提供する”アートヒマラヤ”。


演歌歌手のヨランダ・タシコさんご提供のフィリピンフードを味わえる”Tasico’s Music Office”


モリンガを使ったスープやコーヒー、お茶を提供する”ATE MORINGA”


手軽に食べられる韓国の家庭料理を提供する”ミスクのテーブル”。


イランの料理やスイーツ、雑貨を提供する”PERSIAN BAZAAR”。


一服のおもてなしをご提供、中国茶の”まり庵”。前夜祭に集まった方々にもお茶を振舞いました。

都内に4店舗を提供するパキスタンレストラン”ナワブ”が、パキスタン大使館のご推薦によりご出店。

文化展示ブースでは、フェスティバルのお膝元である日本の文化紹介。


(左)和氣愛愛きものサロン じゅんこの美(リユース着物の着付・紹介)
(右)和小物NADESHIKO(着物・帯・和小物などの紹介)

一方、独自の社会貢献活動を紹介するブースも、海外勢を含め今年は多く出店しました。


(左)大切に使っていた物品を預かり販売。その収益を女性支援施設に贈る”縁ENISHI”。
(右)Studec International(アジアの若者を支援する教育機関)


特定非営利活動法人 あおぞら(子どもたちの多文化共生支援)

また今年は、当フェスティバルが事務局を置くGlobal Peace Foundation Japan(GPF Japan)が、世界中のGPFアフィリエイトと推進する”ワンコリア・キャンペーン”の活動を紹介するブースを出展しました。

世界への平和への祈りは、今年の多文化おもてなしフェスティバルのテーマ「with Love 世界を抱きしめよう」にも貫かれています。私たちの思いを、ご来場客にも体で感じていただこうと、会場に3つの地球ボールを置きました。

それらを実際に抱きしめる方もいれば、世界に向けた平和へのメッセージである 「One Dream One Korea One World」を掲げて地球とグループショットを撮影する方もいました。

平和の世界の実現に向けて行動するのは、大人たちだけではありません。子どもたちも、その担い手としてとても大切な存在です。子どもたちにもフェスティバルを楽しんでもらおうと”キッズコーナー”を開設。大盛況となりました。

バルーンアーティストの”ひねらー夢良咲”さんも会場にかけつけ、風船をひねったりねじったりしながらキャラクターを創作。その一挙手一投足に、子どもたちが熱い視線を送っていました。

今年のフェスティバルでもうひとつ特筆すべきは、ボランティアスタッフの存在です。一般公募により集まったあらゆる世代の人たちが加わることで、10年続いてきたフェスティバルに全く新しい風が吹き込まれました。ボランティアたちはスタッフとしてだけでなく、初めてフェスティバルを体験する人として、私たちにとって新鮮な反応を見せてくれました。この人たちが、今後のフェスティバルの新たな担い手となってくれる日は、そう遠くないかもしれません。

2日間にわたり行われた第10回多文化おもてなしフェスティバル。「例年以上にONE FAMILYを感じた」との声も寄せられ、これからも世界を抱きしめ続けようという思いを胸に閉幕しました。
支えてくださった協賛・後援団体様、出演者・出店者の皆様、心より御礼申し上げます。今後も「多文化おもてなしフェスティバル」は”様々な背景を持つ人たちが違いを越えてONE FAMILYになる”場を作り続けたいと思います。

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