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米国・アトランタでGPFFが中学生にリーダーシップ育成プログラムを実施2012.11.21 | 

 GPFFは2011年3月から2012年5月までジョージア州アトランタにあるマーティン•ルーサー•キング•ジュニア中学校において「リーダーシップ・アカデミー」プログラムを、米国保険社会福祉省の児童・家庭援護庁やモアハウス研究所などのパートナーと共に実施しました。このプログラムは、学生たちが学校、家庭、職場や地域社会において成功するためのリーダーシップ、創造性、人格など身に付けることを目指しています。
 クラーク・アトランタ大学、ジョージア工科大学、ジョージア州立大学、モアハウス大学の学生たちが、ファシリテーターやピア・メンターとしてサポートしました。

 アトランタにあるモアハウス大学モアハウス研究所のトラビス・パットン博士が、このプログラムの評価を行いました。

 その結果、参加した学生はプログラムを受ける前に比べて、彼らは自分のリーダーシップの行動に自信を持つようになったことが統計的に示されました。
 さらに、参加しなかったグループとの比較では、「対立状況の対処」「他の人にプラスの影響」「よい成績を得る」といった点で明確な違いが見られました。
 総括的な評価では、まだプログラムは試験的段階であるとのコメントはありましたが、このプログラムの将来の発展を約束することを示唆する内容であったと言えます。

 プログラムの参加者に対しては、より厳格な事前事後評価、無作為な選択基準をすべきであるとの提言もありました。その他にも、カリキュラムの構成をアトランタ公立学校の一般基礎基準に合わせながら、プロジェクト型の学習を取り入れるべきであるという提言もありました。

 米国教育省は最も問題が深刻な地域の子どもや若者の教育と発達の成果を大幅に改善しようとしています。GPFFは、アトランタ・プロミス・近隣連盟(APNA)のメンバーとして、2012年秋には、APNAの活動地域であるブラウン・ミドル・スクールにおいて「リーダーシップ・アカデミー」プログラムを展開することになっています。

 「リーダーシップ・アカデミー」プログラムの評価報告書(英語)のダウンロードはコチラからできます。

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