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GPFブラジルがグローバル・エクスチェンジ-コミュニティ・チェンジ・ プログラムを発表しました2014.02.10 | 

 ブラジルは世界で最も成長の早い大きな経済圏の1つですが、社会的・経済的な分断が深刻です。ブラジルのゴイアニア州最大の都市であり州都のゴイアスでは、グローバル・ピース財団(GPF)ブラジルが、2013年12月に地元民と国際的ボランティアの協力によって、環境と社会経済的な課題に取り組むモデル的なプログラムをスタートさせました。

GPFブラジル・ディレクター・マッシモ・トロンビン(中央)とプロジェクト・ボランティア(左)、地元の学校の責任者(右)

GPFブラジル・ディレクター・マッシモ・トロンビン(中央)とプロジェクト・ボランティア(左)、地元の学校の責任者(右)

 ジャルディン・デゥ・セラードのコミュニティでのグル―バル・エクスチェンジ–コミュニティ変革プログラム(GECC)は、都市圏内の貧困地域から移転した人々のために新たに建設されたアパート総合ビルを囲む地域を復興させることを目的としています。ペルー、ウルグアイ、パナマ、コスタリカ、エジプトと中国からの居住者、地元のサポーターとボランティアたちは、環境プロジェクト、教育的なイニシアティブ、地域でのサービス活動とその他活動への参加を通じてコミュニティを変えるために協働しています。

「今日、世界はジャルディン・ドゥ・セレアードのコミュニティは、この機会を提供してくれたGPFとグル―バル・エクスチェンジ–コミュニティ変革プログラムに感謝しています」 ―ファービオ、ブラジルのボランティア

 「我々は新たに建設されたコミュニティの空虚を満たし、積極的な活動を提供し、網の目のような社会的連携と強い帰属意識とコミュニティの対する誇りを醸成します。コミュニティを実際に巻き込み、そして、我々はコミュニティの人たちが解決を望む多数の問題に取り組むことを支援します。他のいかなる組織でもこうしたことは行っていません」とGPFブラジル・ディレクターのマッシモ・トロンビン氏は述べました。

左上:国際学生組織AIESECでGPFをプレゼンテーション;右上:GECCプログラムのプロジェクトの現場;下:ジョアキム・カマラ・フィリオ学校の生徒

左上:国際学生組織AIESECでGPFをプレゼンテーション;右上:GECCプログラムのプロジェクトの現場;下:ジョアキム・カマラ・フィリオ学校の生徒

 ボランティアたちは、学校とコミュニティ・センターを囲む3つのコミュニティ菜園と3つのコミュニティ・パークを造ります。そして他の組織と協力して、GECCは、プロジェクトとコミュニティ開発のための資金を集めるために、公演芸術とバザーでコミュニティ・フェスティバルを主催します。

 また、プログラム参加者は、リサイクルと廃棄物管理の教育を一軒一軒に実施するとともに、コミュニティ・センターと学校で英語を教えています。トロンビン氏は、参加者がブラジルの首都(ブラジリア)へ行く、そこで国際的ボランティアたちの出身国の文化担当大使館員と出会うでしょうと述べました。

 3年のプログラムの6週間の立ち上げ期間で、中央で位置するジョアキム・カマラ・フィリオ学校と周囲の周辺を造ります。「子どもたちの多くが車に乗ったことがなく、町の中心に行ったことがなく、彼らの小さなコミュニティで滞まっていました。そして、犯罪、薬と暴力といった否定的な事象だけを見ていたと校長先生は言います。しかし我々は、積極的な何かをもたらそうとしています」と、トロンビン氏は強調しています。
 ゴイアニアの教育地方事務局長、軍警察、AIESEC (外国人学生ボランティアを提供)は、GECCの立ち上げを支援しています。

 もう一つのサポーターであるブルックフィールド研究所は、いわゆるグリーン地図(地元で作成され、コミュニティの天然で、文化的で、持続可能な資源をプロットしたテーマ毎の地図)を利用している地域の3年間にわたる環境的、社会的、経済的な評価をしました。これらの調査結果に基づいて、GECCの次のステップは、社会起業家的な文化と方法論を導入するためにいくつかの機関とNGOを連携することです。

協力合意書に署名後のGPFブラジル指導者とAIESECの代表者

協力合意書に署名後のGPFブラジル指導者とAIESECの代表者

 GPF ブラジルとGECCを通じて、世界中から来たボランティアたちの支援は地元のコミュニティに希望と熱意を与えています。GPFのCCI(人格と創造性教育)は2013年8月にジョアキム・カマラ・フィリオ学校にも導入されました。CCIは、学校文化の変革、健全な人格の重要性、起業家精神と21世紀の職場環境のために他の必須で重要な技術を強調しています。

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