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フィリピンでグローバル・ユース・サミットを開催2012.10.09 |
フィリピン、ドイツ、ポーランド、日本、韓国、ロシアから約1,000人の大学生指導者が、9月7日、グローバル・ユース・サミット(Global Youth Summit=GYS) 2012(ケソン市、フィリピン)に集い、健康や教育ニーズへの対応策について議論しました。
今年のテーマは 「設計・開発・発信」(Design, Develop and Deliver、3つの「D」)で、参加者はキャンペーンの作成とプロジェクト管理、実際の環境でのアイデアの具体化、そしてサポートやパートナーシップの獲得を目指しました。
本サミットは、フィリピンのAIESEC*を始め、SMケアーズ(SMはフィリピン最大のショッピングモール)の青年?児童福祉プログラム、高等教育委員会、国家青少年委員会、グローバル?ピース?フェスティバル財団(GPFF)、そしてGPYC(Global Peace Youth Corps=GPFFが行っているユース向けプログラム)との共同プロジェクトです。
スピーカーたちは、グローバルな視点を持つリーダーになることを参加者に強く喚起しました。
「今日大変困難な状況に直面している我々は、根本的な変革が必要です」と、高等教育長官ノーナ・リカフォート博士は強調し、「我々は、地球市民にとなりつつあります。そのためには早急にグローバルなマインドセットを培うことが必要となってきています。従って、我々は差し迫った課題を、むしろ好機として捉え、人々や自分自身が備えていきましょう」と語りました。
6カ国から集った若きリーダーたちは医療や教育ニーズに対応するための新しいアプローチを学びました。
今回は、(1)国民健康保険プログラムの支援を実質的に受けられない人口の15パーセントに対してヘルスケア提供すること、(2)教育省の目標に対して「すべての人に基礎教育保証する」、という二つの実用的な「課題事例」が提示されました。
参加者は健康と教育の分野のグループに分かれて、それぞれプロジェクトのアイデアを発表しました。審査の上、今年後半には優勝チームが発表され、関連するコミュニティで最優秀提案を実施するため、AIESEC、SMケアーズとGPFFが支援することを約束しています。
また、GPFFフィリピン会長マイケル・ザブラン氏は、「リーダーシップや責任をこれまで経験してきた皆さんが、今回、新しい文化と価値を学ぶ中で、新しい視点を身につけることができるでしょう」と語りました。
グローバル・ユース・サミット2012は、ユニリーバ、ジョリビー、トルク、レイエスバーベキュー、サイクス、ブラットパック、ファーバーカステル、そしてフィリピン・スターの協賛の下、PLDT myDSL、グッド・デイ・コーヒー、ワンメラルコ財団と共同で開催されました。
*Association Internationale des Etudiants en Sciences Economiques et Commercialesの略(もともとはフランス語)。アイセックは、110の国と地域で60,000人以上の会員が所属しています。