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Global Peace Convention 2019 Koreaが開催されました2019.03.25 | 

 Global Peace Convention 2019 Korea(以下、GP2019)が2019年2月26日から2月28日にかけて、韓国・ソウルで開催されました。本会議は、大韓民国統一諮問会議の後援を受け、GPF、アクション・フォー・コリア・ユナイテッド(AKU)、ワンコリア・ファウンデーションによって共同開催。26日、27日はプレジデントホテルにて、28日はロッテホテルにて開催されました。

 本会議は、統一コリアを達成していくための多岐に渡る議論が交わされ、リーダーたちのネットワークが築かれました。

 また、3月1日には、汝矣島の国会議事堂前にてOne K コンサートが開催。統一コリアのビジョンを、世界中の人々が支援するOne K グローバルキャンペーンの一環として開催された本コンサートは、SBSによる主管のもと、約8,000名の参加者の前で、Kpopのトップアーティストたちが統一コリアのビジョンを共有し、素晴らしいパフォーマンスを披露しました。

 本コンベンションは、Korean Dream~a vision for a unified Korea~(コリアンドリーム~統一コリアへのビジョン~)というテーマで行われ、青少年、女性、教育、価値に基づく平和構築や、宗教的自由といった、多岐にわたる分野で実践的な議論が交わされ、統一コリア達成に必要な価値観、実践方法などが共有されました。

 コンベンションの初日となる26日には、青少年と女性のセッションが開催。「弘益人間(人類に弘く益をもたらす)」のビジョンに基づいて、統一コリアに青年と女性が積極的に貢献することのできる役割について議論されました。

青少年セッションのラウンドテーブルで議論する参加者たち

青少年セッションのラウンドテーブルで議論する参加者たち

女性セッションでは、脱北者の方々にキムチを振る舞う奉仕活動が行われた

女性セッションでは、脱北者の方々にキムチを振る舞う奉仕活動が行われた

 また、2日目となる27日には教育改革、価値に基づく平和構築/宗教的自由、統一コリアといったセッションの時間が持たれました。

 教育改革セッションでは、現代の教育偏重で、子どもたちに精神的ストレスを与えるものではない、理想の教育について議論がなされました。理想の教育とは、学校の外の生活でも意味があり、創造性や人格、技術を学ぶことが強調されるべきである、と語られました。

教育改革セッションの円卓フォーラムにて

教育改革セッションの円卓フォーラムにて

 統一コリアセッションでは、専門家や学者、リーダーたちは、朝鮮半島の共通のアイデンティティや文化遺産に基づいた、平和的な、コリアン主導の平和プロセスについて理解を深めました。

統一コリアセッションで発題するパネリストたち

統一コリアセッションで発題するパネリストたち

 価値に基づく平和構築/宗教的自由のセッションでは、信仰の自由など基本的人権は全ての人間に適応されるべきであり、それらが認められるためには、宗教者の協力が必要不可欠である。また、北朝鮮の住民の人権問題も、そうした観点から看過のできないものであり、宗教者の連帯が求められる、と議論されました。

価値ベースの平和構築セッションで談笑する宗教指導者たち

価値ベースの平和構築セッションで談笑する宗教指導者たち

 3日目となる28日には、全体総会とグローバル・ピース・アワード、3月1日には国会議事堂前広場にて、ONEKコンサートが開催。折しも、ベトナムのハノイにて、第二回米朝首脳会談の開催されているこの日に、GPC2019には、46カ国から、宗教・政治・経済など各分野の指導者が集いました。

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「全世界がハノイに注目している中で、私たちは三・一独立運動の100周年という非常に重要な時を祝賀し、未来に向けて新しいマップを作っているのです」と韓国の国会議員5期目である李鍾杰(イ・ジョンゴル)議員が語りました。

李鍾杰(イ・ジョンゴル)議員の演説

 また、朝鮮半島の直接的な利害関係国だけでなく、アフリカ大陸からはウガンダの参加者が「アフリカはこの夢を支持しますし、その実現のために全面的に協力するパートナーとなることを約束します」とウガンダのヨウェリ・ムセベニ大統領の代理のウイルソン・ムカサ氏が宣言し、「北朝鮮と韓国が統一されたら誰が損するのですか? 誰も損しません。誰が得をするのですか? 朝鮮民族であり、全世界が得をします」と述べました。

 また、ヒョンジン・P・ムンGPF理事長は、基調講演の中で、「『全人類に貢献する』という意味の弘益人間という哲学的理想朝鮮半島の激動の歴史の中で、危機の時も国家的な再生をかけた時でも、ずっと民族を導く原理でした。弘益人間理想は、私たちの歴史的文化的なDNAとも言うべきものであり、すべての世代のコリアンを私たちの過去の遺産に連結させ、私たちが未来に何を残していくのかを自ら決定するように仕向けるものです」と強調しました。

 そして、この日には、家庭、企業と社会貢献、文化による平和促進、など6つの分野において、模範的な生き方や活動実績が卓越した個人に送られる、「グローバル・ピース・アワード」の授賞式も開催。道徳的であり、革新的なリーダーに求められる、公的奉仕精神や、宗教や民族性、文化、国境の壁を超越して「ワン・ファミリー・アンダー・ゴッド」という理想を推進していくことに積極的にかかわっている6人が表彰されました。

グローバル・ピース・アワードの受賞者たち

グローバル・ピース・アワードの受賞者たち

 3月1日には、汝矣島の国会議事堂前広場にて、One Kコンサートが開催。
 2015年のソウルワールドカップ競技場、2017年の、フィリピンSMモールオブアジアアリーナにて開催されたONEKコンサートに続き、三度目の開催となる今回のコンサートには、約8,000名の参加者が集いました。

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フィナーレの「Korean Dream」

フィナーレの「Korean Dream」

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