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フィリピンで台風災害支援のための現地調査を行いました2013.12.13 | 

 11月8日にフィリピンの中部を襲った巨大台風の被災地支援を行うため、11月21日、GPFはマニラ市でグローバル・ピース・ボランティア・アッセンブリーを開催し、GPF災害復興支援タスクフォース(Global Peace Foundation Disaster Task Force: 以下GPFDTF)を発足させました。このアッセンブリーには壊滅的な被害を受けたレイテ島の国会議員ルーシー・ゴメス女史とその夫で俳優のリチャード・ゴメス氏が参加。GPFはオールライツビレッジで使用しているソーラー・ランタンを4千台送ることを約束しました。

マニラホテルで開催されたグローバル・ピース・ボランティア・アッセンブリー(中央がルーシー・ゴメス国会議員、右が夫で俳優のリチャード・ゴメス氏)(11月21日)

マニラホテルで開催されたグローバル・ピース・ボランティア・アッセンブリー(中央がルーシー・ゴメス国会議員、右が夫で俳優のリチャード・ゴメス氏)(11月21日)

 12月4日から6日、GPFDTFのスタッフは被災地支援実施のための現地調査を実施しました。12月4日、午前6時にセブ空港に到着したGPFDTFはルーシー・ゴメス国会議員の協力のもと、社会福祉・開発省(DSWD)の事務所で、ソーラー・ランタンや街灯、子供靴や女性用衛生ナプキンなどの支援物資の免税措置の手続き行いました。彼女の報告によるとすでに寄贈したソーラー・ランタン100個は管轄区域の各村長へ分配されたとのことでした。
 12月5日、現地スタッフの情報によると、セブ島から海を隔て、レイテ島西海岸に位置するオルモック市でも台風による被害により電気の復旧に2週間を要することが分かりました。電気のない暗闇の中で困窮する人々がいることを知ったGPFDTFは、翌日オルモックに行くスケジュールを調整し、セブからオルモックへの支援物資の輸送について話し合いました。

 12月6日、オルモックまでボートで2時間かけて辿り着いたGPFDTFはドロレス(Dolores)やガース(Gaas)等の村を訪問しました。時間不足のため十分な視察をすることはできませんでしたが、今回の復興支援ボランティアを通して現地の人々が困難な状況にも負けず前へ進もうとする姿を見ることができました。午後6時半にセブに到着しました。オルモックでは3つの小さなビジネスホテルが営業しており、ホテル前に発電機を置いて電力の供給と携帯電話の無料充電サービスを提供していました。そのため近辺の街から昼夜を問わずたくさんの人々が携帯電話を充電しに集まり安否の連絡を取り合っていました。ほとんどの施設は昼間のみ稼働しており、現地のスタッフの話によると未だに多くのものが不足しているとのことでした。

 今回の調査を受けて、12月18日と19日に第一陣でセブに到着する2,000台のランタンをオルモックで配布する予定になっています。もともと電気がなく甚大な被害を受けた地域が対象となり、現地政府と社会福祉・開発省(DSWD)の協力のもとで配布を実施する計画になっています。

DSWD

12月4日、セブのマクタンで、社会福祉・開発省(DSWD)の事務所で支援物資の申請

12月6日、オルモック市訪問

12月6日、オルモック市訪問

 

12月6日、オルモック市は台風の強風で破壊された家屋や電柱などがそのままの状態で放置されていました。

12月6日、オルモック市は台風の強風で破壊された家屋や電柱などがそのままの状態で放置されていました。

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