第二次世界大戦の終了後、南北に分断された朝鮮半島を統一するために多くの議論が展開されてきました。韓国政府には統一部（日本の「省」にあたる）があり、南北の対話・交流・協力などの政策樹立を担っています。昨年初め韓国のパク・クネ大統領は「統一大チャンス論」を提示して、大統領の直属機関として統一準備委員会を設立しました。

　そのような中、昨年韓国でヒョンジン・プレストン・ムンGPF理事長は自著『コリアン・ドリーム　A Vision for Unified Korea』を出版。ビジョンを中心とした南北統一の方案を提示し、韓国で大きな影響を与えてきました。同年9月末、ソウルで開催された出版記念式典には、韓半島先進化財団のパク・セイル理事長や米国ヘリテージ財団創設者・エドウィン・フゥルナー博士など学界、シンクタンク、政界、市民団体などから数多くの代表が参加し、その関心の高さを物語っていました。

　また、今年に入って本の中で描かれた夢を実現するためにONE DREAM ONE KOREAキャンペーンが発足。さらにはこの動きを拡大するための「新時代の統一の歌キャンペーン組織委員会」は、統一部、統一準備委員会などの後援を受け、今年10月9日にソウルワールドカップ競技場でONEKコンサートを開催し、韓国トップアーティストが自身の統一に対する思いを分かち合う場を持ちました。

　この本の日本語版は『KOREAN DREAM 統一コリアへのビジョン』は今年７月末、幻冬舎から出版されています。全国書店の他、Amazonなどでも購入可能です。また、Kindle などの電子書籍として購入することも可能です。皆様にご一読して頂きたい一冊です。

『KOREAN DREAM 統一コリアへのビジョン』
著　者：ヒョンジン・プレストン・ムン
発行元：幻冬舎メディアコンサルティング
発売元：幻冬舎
第１章 ビジョンの力
第２章 分断された祖国の子どもたち
第３章 今がチャンスだ
第４章 古きをたずねて新しきを知る
第５章 民衆の力
第６章 政府だけではない
第７章 運命を実現する

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