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アイルランド・ベルファストで、4日間に渡る平和学習プログラムが開催されました2020.03.19 | 

 北アイルランド紛争の中心地であったアイルランドのベルファストにて、コオペレーション・アイルランドとの共催で4日間の平和学習プログラムが開催されました。
 プログラム概要はコチラからご覧いただけます。

 このうち2月27日には、「価値観に基づく平和構築ー実践的と証拠に基づいたー」というテーマで、インターナショナル・ピース・フォーラムが行われました。
 フォーラムは、参加者と著名なパネリストとの交流が行われ、有意義な議論が行われました。

 初めに、ジェームス・フリンGPF国際会長は、各国からの参加者を歓迎し、「異なるグループの間において、共有された価値観のビジョンの下で平和を構築することの重要性」を述べました。
 彼は、「互いの異なる要素ではなく、共通のものに焦点を当てることで、私たちは包括的なコミュニティを育成し、信頼と関わり合いを生み出すことができます」と語りました。
 また、フリン氏は続けて、悲劇がいかに人々を団結させる強力な触媒になり得るかをも説明しました。 紛争や自然災害も、それを通して解決策を発見する機会となり得ます。2010年に起こったハイチ地震の際、数日間瓦礫に閉じ込められた末に助け出された少年の話を引用し、人間が持つ価値観の表現として例を出しました。

 北アイルランド事務局次官のデクラン・カーニー氏もフォーラムへの参加者に感謝を表明。アイルランドで実践された平和構築プロセスがそれぞれの国でいかに適応できるかの話をしました。カーニー氏は、北アイルランドが経験した驚異的な進歩について話をするのに時間をかけましたが、この先に成し遂げる必要のあることについてもついても言及しました。
 そして複数の政党からなる政府のバランスをとることから、若者に重点を置いたコミュニティ構築の新しい方法の研究と実施に至るまで、北アイルランド全体の団結のために最善を尽くしていることを強調しました。

(上)ジム・フリンG P F国際会長による歓迎の辞 (下)デクラン・カーニー次官とナイジェリアからの参加者

(上)ジム・フリンG P F国際会長による歓迎の辞
(下)デクラン・カーニー次官とナイジェリアからの参加者

 この他にも、フォーラムでは著名なパネリストにより、それぞれの国における平和構築アプローチが発表されました。

フォーラムのパネリストたちによる事例発表

フォーラムのパネリストたちによる事例発表

 英文記事はコチラからご覧いただけます。

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